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GA4 探索レポートの共有方法

探索で作成したレポートは、アクセス権限のあるユーザー間で共有が可能です。
しかし、共有設定をしなければ自分の管理画面(自分のログイン情報)にしかレポートは表示されません。
探索レポートのユーザー間の共有との方法について解説します。

探索と基本レポートの「共有」の違い

基本レポートはコレクションを元に編集を加えれば、他のユーザーの環境も同時に切り替わります。
いわば同時編集が可能な状態です。

一方、探索レポートは共有はできますが、同時編集はできません。
自分の画面で探索レポートを作成しても、他のユーザーの管理画面には反映されないということです。
また、共有した探索レポートを他者が編集しても、自分の画面のレポートは編集されません。

この仕様はUA(旧Googleアナリティクス)のカスタムレポートと同じです。

探索レポートの共有方法(共有する側)

共有方法はとても簡単です。
作成したレポートの右端、三点リーダ「…」メニューより「共有」を選択

データ探索レポートのメニュー

他のユーザーと共有する

「共有」をクリックすると、プロパティにアクセス権限のある全てのユーザーの探索一覧に表示されます。

探索レポートの共有方法(共有される側)

上記の作業が完了していれば、共有される側の探索メニューには既にレポートが存在しています。
しかし、そのままの状態では「読み取り専用モード」になっています。

レポート項目を編集できないのはもちろん、レポート期間の日付変更すらできません
日付を指定できなければレポートとして意味をなさないので、編集できる状態にする必要があります。

共有されたレポートの右端、三点リーダ「…」メニューより「複製」を選択

探索レポートの複製

これで複製レポートができあがり、自分はそのレポートのオーナー(所有者)となります。
自分の分かりやすいレポート名に変更するなどして管理していきましょう。

探索レポート共有時の注意点

探索レポートは作成者がオーナーとなります。
オーナーでないと、レポートの編集・共有・削除・名前の変更ができません。

共有されたレポートを複製して自分がオーナーのレポートが完成すると、元レポートが邪魔になる場合もあると思います。
そのときは共有者に「共有を解除」してもらうと自分の探索一覧から消えます。

共有レポートが5つを超えてくると、元レポートと複製レポートで管理が煩雑になってしまいがちです。
その場合は共有レポートを速やかに複製したのち、元レポートの共有を解除してもらいましょう。

まとめ

探索レポートは共有ができますが、共同編集ができません。
チーム間で同じレポートを見る必要があるときは、オーナーから共有・複製を行うことで各ユーザーに同じ環境を準備することができます。

今回は探索について解説しましたが、基本レポートについては下記でまとめております。

関連記事>> コレクションとカスタムレポート