自社の商標キーワードで他社のリスティング広告出稿が見られる場合、商標利用を制限する申請を行うことで、他社の広告出稿を抑制することができます。
Yahoo!リスティング広告、Googleリスティング広告別に手順をご説明します。
※商標権者ご本人様から申請いただく際の手順です
※申請は必ず受領されるわけではありません
※他社の商標キーワードの購入を制限するものではなく、広告文章への利用を制限する申請となります
所要時間目安:各3分
目次【本記事の内容】
①Yahoo!広告の商標使用制限申請の手順
下記より申請フォームへ移動し、必要項目をご記入ください。
■Yahoo!広告「商標権者による商標の使用制限の申請」
https://form-business.yahoo.co.jp/claris/enqueteForm?inquiry_type=brand_term_limit

申請者情報の入力
申請者情報を入力します。
Yahoo!ビジネスIDをお持ちの方はログインすると一部項目が自動で入力されます。
ビジネスIDはお持ちでなくても申請できます。(個人のYahoo!IDとは異なります)

使用制限する商標キーワード・登録番号の入力
使用を制限する商標キーワードと登録商標番号を入力します。
複数ある場合は「+項目を追加する」から入力欄を増やして、すべてをご入力ください。

商標登録状況と登録商標番号は特許庁のホームページから検索できます。
■特許庁「特許情報プラットフォーム j-platpat」
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
下記は「j-platpatで」商標を検索した画面です。
この場合「4139986」が登録商標番号となります。

使用制限の対象とする広告主
基本的にはラジオボタン下部の「すべての広告主に対して商標の使用を制限する」をご利用ください。
利用を許可する広告主(自社名・関連企業名)のみ、欄内に入力します。
※グループ企業間などでの意図せぬ出稿停止を回避したい場合は
「特定の広告主に対して商標の使用を制限する」
を選択のうえ、商標違反企業の社名とドメインをすべて入力してください。

商標使用制限に必要な書類
申請者様の「名刺」と「商標登録証の写し」を画像ファイルもしくはPDFファイルでアップロードします。
名刺は申請者情報と一致している必要があります。
アップロード後、同意欄への同意を行って申請完了です。

②Google広告の商標使用制限申請の手順
下記より申請フォームへ移動し、必要項目をご記入ください。
■Google広告「商標侵害の申し立て」
https://services.google.com/inquiry/aw_tmcomplaint
申立人(申請者)情報の入力
初期設定で英語ページが表示される場合がありますが、言語設定はページ右上で変更できます。
ラジオボタンの1番上
「私は商標権所有者、商標権所有者の弁護士(1つ以上の商標登録に記載されている)、または親会社の本社に拠点を置く商標権所有者の代表者です」
を選択して申請者情報を入力してください。
住所はすべての項目を埋めるようにバラして記載をお願いいたします。

商標権侵害の詳細
使用制限をかける商標をすべてご記入ください。
複数ある場合は「+入力を追加」から入力欄を増やすことができます。

申し立て(制限)の対象となる広告主
基本的にはラジオボタン下部の「すべての広告主」をご利用ください。
「商標使用を許可された広告主」に
利用中のGoogle広告ID「○○○-○○○-○○○」を忘れずご入力ください。
こちらを忘れてしまうと、自社での広告出稿時にも制限がかかってしまいます。
※グループ企業間などでの意図せぬ出稿停止を回避したい場合は
「特定の広告主のみ」
を選択のうえ、対象企業の広告表示URLをすべて入力してください。

補足説明および誓約
ページ内に明示はありませんが、添付資料として「申請者の名刺」「商標登録証の写し」を添付することをお勧めします。
「誓約」を確認して完了です。

リスティング広告における商標使用制限の申請