よくご質問をいただくFacebookビジネスマネージャーについて、周辺ツールと語彙をまとめてご説明します。
目次
Facebookを理解するために覚えておくべき語彙
各種ツールを運用するにために覚えておくべき基本の語彙です。
Facebookアカウント
個人アカウントのこと。ビジネスマネージャー内では「ユーザー」と表記されます。
Facebookページ
ビジネス用ページのこと。ビジネスマネージャー内では「ページ」と表記されます。
広告アカウント
広告配信ツールのこと。 Facebook/Instagramの広告配信設定を行うことができます。
ビジネスマネージャー
「Facebookアカウント」「Facebookページ」「広告アカウント」を整理・管理するツールのこと。
特に「Facebookアカウント」と「Facebookページ」の言葉・語彙を混同してしまうと理解が難しくなります。
Facebookビジネスマネージャーとは
「Facebookアカウント」「Facebookページ」「広告アカウント」を整理・管理できる無償ツールです。
ビジネスマネージャーでは、複数のFacebookページと複数の広告アカウントを、誰(Facebookアカウント)が編集・更新・管理できるようにするかを決めることができます。
たとえば1つの会社で2つのサービス(商品)を展開しており、サービス(商品)ごとにFacebookページを運用したい・広告を出稿したい場合、ビジネスマネージャーで管理と権限付与を一元管理することができます。

ビジネスマネージャーへのログイン
Facebookビジネスマネージャーはビジネス用のツールです。
ツールを利用するにはログインが必要です。
ビジネスマネージャーはFacebook利用者向けのツールですので、利用するにはFacebookアカウントのログイン情報でログインする必要があります。

ビジネスマネージャーに連携(追加)できるもの
※それぞれ複数連携(追加)することができます
①ユーザー(Facebookアカウント)
ビジネスマネージャーを開設した人(Facebookアカウント)が最初のユーザーになりますが、新しく別のユーザーを追加することができます。
②Facebookページ(ビジネス用ページ)
最低1つのFacebookページを追加(登録)する必要があります。
なお、Instagramアカウントの連携機能はありません。Facebookページを連携すると、そのページにリンクされたInstagramビジネスアカウントも内部的に自動連携されます。
③広告アカウント
ビジネスマネージャーに連携されているFacebookページの広告を作成できます。
新しく広告アカウントを作成する場合は、作成できる広告アカウント数に制限があります。

他のビジネスマネージャーで管理している(作成した)広告アカウントやFacebookページを、自社(自分)のビジネスマネージャーに紐づけることもできます。

Facebookビジネスマネージャーでは、複数のFacebookページと複数の広告アカウントを、誰(Facebookアカウント)が編集・更新・管理できるようにするかを決めることができます。

アカウントの保有数
Facebookアカウント、ページ、広告アカウント、ビジネスマネージャーごとに作成できる数が異なります。
Facebookアカウントは「1人1アカウント」
Facebookの前提条件です。
Facebookは実名制のSNSですので、原則1人につき1つのFacebookアカウント(個人アカウント)を持つことができます。
1人が複数のFacebookアカウントを保有することや、1つのFacebookアカウントに複数人がログインすることはFacebookのポリシー上NG行為になります。
※保有すること自体は可能ですが、リスクがあります
ビジネスマネージャーのアカウント数
1つのFacebookアカウントにつき、原則2つのビジネスマネージャーを作成することができます。
企業でFacebookを利用する場合、誰か1人のFacebookアカウントでビジネスマネージャーを開設すれば、そこにFacebookページやFacebookアカウント(ユーザー)を複数追加できますので、通常は1ビジネスにつき1つのビジネスマネージャーがあれば十分です。
Facebookページ、広告アカウントの数
Facebookページは何個でも作成できますので、サービス・商品のブランドごとにページを分けることができます。
広告アカウントはビジネスマネージャーごとに作成できる数が限られています。初期値の広告アカウント上限数は1~2つで、広告配信実績に応じて上限数が増えていきます。
なかなか理解が進まない場合は、まず語彙を覚えてください。
「アカウント」という言葉1つとっても複数の意味を持ってしまいます。
社内で意思疎通がうまくいかない場合は、「語彙」の認識が統一されていないことが多いため、チームで正しい共通言語を利用することを意識しましょう。
関連記事:『facebookビジネスマネージャーのアカウント開設方法』 https://unidoa.com/column/facebook-bm/
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